協会の概要

目的

一般社団法人日本鉄道施設協会(以下「当協会」という)は、鉄道施設に関する技術の振興及び鉄道の安全性向上に関する事業を行い、もって公共の福祉の増進に寄与することを目的とする(定款第3条)

鉄道は「利用者が安心して利用できる交通」を大前提に、安全の確保を基本とした安定的で質の高い交通サービスの実現を目指しています。 鉄道線路やトンネル・橋りょうといった土木構造物は、鉄道システムを構成する重要なハードウェアであり、常に安全な状態でなければなりません。
当協会は、非営利の一般社団法人として、建設工事や施設のメンテナンス等における専門技術者の育成、これらの分野における技術の発展、安全性の向上に寄与することを目的に諸事業を行っています。

主な業務内容

一般社団法人日本鉄道施設協会では、鉄道施設技術を多くの技術者に伝え、共有し、先人の技術者の技術を伝え記録に残していく業務や、協会の公共性を有効活用する取組みを行っています。主に保安事業、技術振興、調査研究、公益出版の4つに分類されています。

保安事業

JR及び民鉄の各鉄道事業者から委託を受け、鉄道工事を行うための工事従事資格を取得するための講習会を実施するなど、工事従事資格の認定を継続的に行っています。

技術振興

鉄道施設技術に関する講演会、研究会、発表会の開催、各種の表彰や叙勲候補者の推薦などが主な業務です。また国交省や鉄道事業者からの要請を受けて行う業務もあります。

調査研究

昭和の初めから続く保線技術の資料を引き継ぎ、国鉄時代からの技術基準の変遷経緯も熟知、全国の専門技術者とのネットワークを活用して、国の技術基準の制定に関わっているほか、全国の鉄道事業者各社から委託を受けた調査研究が主な業務です。

公益出版

会報の発行と技術図書の出版を行なっています。

会員

普通会員 8,776名 特別会員 1,225社(2023年3月31日現在)

歴代会長一覧

  • 初代
    黒河内 四郎
    1953(昭和28)年5月~
  • 第2代
    平井 喜久松
    1960(昭和35)年6月~
  • 第3代
    比企 元
    1968(昭和43)年5月~
  • 第4代
    藤井 松太郎
    1978(昭和53)年5月~
  • 第5代
    河合 秀夫
    1982(昭和57)年5月~
  • 第6代
    北澤 秀勝
    1990(平成2)年5月~
  • 第7代
    田中 和夫
    2000(平成12)年5月~
  • 第8代
    神谷 牧夫
    2004(平成16)年5月~
  • 第9代
    馬場 亮介
    2008(平成20)年5月~
  • 第10代
    須田 征男
    2012(平成24)年6月~
  • 第11代
    山田 和男
    2014(平成26)年3月~
  • 第12代
    舛形 勝
    2014(平成26)年6月~
  • 第13代
    小倉 雅彦
    2018(平成30)年6月~